遣明船

足利義満が明との貿易のため、1401年の今日遣明船を派遣した。
明は朝貢貿易しか認めなかったので、応じてもらうには、日本は
明の属国のような立場を取らなければならなかったが、そんな屈辱的
外交など屁とも思わなかったくらい儲かったらしい。莫大な利益を
生んだ日明貿易には、相乗りを希望する寺や大名がどんどん増えて行った
ようだ。義満は金閣寺を創建したが、ほとんどこの儲けでまかない、
義満が懐を傷めたのは屋根くらい、と言われている。
坊さんは読み書き計算ができるし、留学して言葉も巧みだったので
随分この「大儲け」に貢献したと思う。