らくだ

新聞に、日大理事長の辞任に触れこんなコラムがあった。

まるで落語の「らくだ」を思い出す。

手の付けられない無頼で、皆に疎まれていたが、言うことを聞かないと

とんでもない痛い目に合うので皆しぶしぶ付き合っていた。

らくだという名のこの男がある日フグの毒に当たってぽっくり死ぬ。

この知らせを聞いた長屋の連中はまさに狂喜乱舞の喜びようだった、

というもので、前理事長とは絶縁する、と発表した大学の幹部は

そんな感じに思えた、というものだ。なんで長年にわたる横暴に

声を上げなかったのだ、と指摘されても仕方がない。

危機管理能力はゼロだ、と言われても返す言葉もないと思う。

人心を一新するして出直す以外にはなさそうだ、と私は思います。