福知山線

あの事故から15年か。

衝撃的でした。スピードの出しすぎで電車がカーブを

曲がり切れず脱線、だなんてだれが想像できただろう。

7両編成と言われていたが事故現場で目視されたのは

6両だった。先頭車両は激突したマンションの1階部分の

駐車場に、原形を留めず突っ込んでいたのだ。

駐車場にあった車は、当然ぐちゃぐちゃになってしまったのだが、

ガソリンタンクも破損したためガソリンが漏れ、救出作業に、

火花の出るバーナーや電動カッター使用できなかった

事が印象に残っている。

人の命や安全より、ダイヤを守ることを優先した悲惨極まる

事故だった。

107名の方の命が失われ、562人の方が傷ついたと記録されているが、

今日のコロナ惨状を見るにつけ、この事故に学んだはずの

危機管理体制はどうしたのだろう、と思う。

あらためて「人の命と安全」が何よりも優先されるべき、

ということを再確認したい。