丙寅の大火

文化の大火とも呼ばれ、江戸三大大火の一つの

数えられている大火が1806年の3月4日江戸を襲った。

江戸の大火は、竜巻のような炎が舞い上がり、すごい勢いで

火が広がっていく姿が現代の研究で明らかになっている。

焼け野原になった江戸の町を前に、しかし庶民は怯まなかった。

もちろん幕府も頑張ったが、庶民の助け合い精神と

復興にかける情熱で、江戸は何度も蘇り、大火以前より

生活範囲を広げ、繁栄を盛り返した。

この江戸のエネルギーは災害復興の手本になると

私は思う。