動物保護

天武天皇の676年日本最古の鳥獣保護法が制定されている。
稲作期間中、牛、馬、猿、鶏を食べてはいけない、と言うものだ。
実際食べていたようだが、牛や馬は農耕に必要なので護る意味が
強いようだ。農作物を食い荒らす鹿や猪は保護外である。
稲作を強力に進める意図のもとに作られた法律のようで、
ことさら動物保護ではないという。その後の歴史でも
肉食禁止法は時々出され、獣の肉以外に食べるものが
出てきたこともあり、日本人の食生活から肉食が
遠ざかって行ったようである。