大政奉還

徳川慶喜が将軍を辞職した日。そのこと自体も大変な事だが、
当然すぐには国内が安定する訳もなく動乱は続いた。
彼はその後名誉職には就くが権力の中枢から離れ、大正2年まで
生き、77歳の天寿を全うしている。幕末から明治時代を通じて
権力争いをしていた人物たちが次々に暗殺されていったのとは
大違いだ。子供のころから利発だったそうだが、時の流れを
見抜いていたといわれる生き方は、今から見ても羨ましい
感じがする。