デマ

天津の爆発事故に関連して中国のネット社会では「死者は1000人」
とか「市内で暴動と略奪」と言った書き込みが飛び交い、政府は
こうした書き込みを乗せたサイトを永久閉鎖にするなど、デマ
防止に躍起になっている、という。それに対して、それなら本当のことを
発表しろ、と言った反発が山のように出てきた。当局は本当の事を
言うやつを取り締まっている、という訳だ。被害者家族への取材を
妨害したり、取材中の外国メディアを拘束したりと、相変わらず
の対応を一般市民は苦々しく思っていることは確かだ。
猛毒物質の状況や処置を含め事故の全容が解明されない限り
政権に対する不信は深まるばかりだ。それとも出来うる限り
隠蔽してしまうのだろうか。