東京大空襲

東京大空襲のとき、巣鴨に住んでいた母の一家は直前に五井へ
疎開していて難を逃れたが、すべての財産を焼失した。
隅田川言問橋近くの寺で生まれた知り合いの坊さんは自分の
母親に手を引かれ、地獄の業火のような中を逃げまどい、九死に
一生を得た、という話をよくするが、一晩で10万人以上を殺した
無差別攻撃は生涯許さない、という気持ちは全く薄れていないそうだ。
空襲はこれ1度ではないし、全国に及ぶ。最後は広島、長崎の原爆である。
これらのことを詳細に記録し、後世にしっかり伝え、恒久的不戦平和を
実行しなければ真の鎮魂にはならない。