忘れない

人生で最も衝撃を受けた事件である。忘れることなど

出来ない。寺の勝手口に入ろうとしたとき、最初の大揺れがあった。

瞬間、東京直下型だ!と覚悟した。

寺では次男が留守番をしていて他の三人はそれぞれ別の場所にいた。

本堂に損害がないか、まず本堂に飛び込んでいった。

原発に対する憤りを含め、この日の出来事を綴るときりがない。

横死諸霊への供養は私にとって生涯の勤めである。