経理処理

新年度が始まると、三月末日までの前年度のお寺の経理をまとめて

経理事務所に提出する。経理事務所はそれを精査し、税務署や宗教法人の

統括機関である東京都に提出する報告書を作成してくれる。

毎年のことだが、この作業をしていると昨年度1年間の様々な出来事が

浮かび上がってくる。お檀家との交流や年中行事執行など、楽しいこと

苦しかったことなどさまざまである。でも無事に勤めさせていただいた

ありがたさは毎年変わらない。今年度もより良いお寺を目指して頑張ります。

下山事件

先日、戦後の混乱期に起きた、下山国鉄総裁轢死事件の真相を追う

NHK番組を見た。後に検事総長になる布施氏が粘り強くこの事件の真相に

迫るが、「大きな力」によって捜査の打ち切りを余儀なくされる。

当時GHQからの命令は日本政府の権限を上回っていた。

それから今日に至るまでアメリカの力を思い知らされるようなことは

多いと思う。敗戦国の宿命なのか、と私は思ってしまった。

セウォル号

セウォル号沈没から10年。衝撃的な事件だった。

瞬間的に沈没したのではなかったのに、299名が遭難死し、

今でも5名が行方不明だそうだ。犠牲者の多くは高校の修学旅行生。

生意気盛りでかわいくてピカピカな子供を失った親御さんの衝撃は

計り知れない。その後、心身がボロボロになり生きる望みを失った、

と聞くが察して余りある。ただ、なぜこんなことが起きたのか

真実を知りたいために戦うことを生きる糧にしている。

韓国の暗部と言われても仕方がない。その後もハロウィンの惨事などが

あり、人の命を守る抜本対策を問われている。

あらためて犠牲になった方々のご冥福をお祈りする。

選挙

そうなんですねえ。今年は当然総選挙があります。

国民に判断を委ねる、と総理の発言ですから。前哨戦も始まります。

東京15区はすごいですね。何であれ、投票率が高まることを期待しています。

御衣黄桜

ぎょいこうざくら、と読む。花が咲き始めるころは黄緑色なのだが

徐々に赤みを帯びてくる。不思議な気品を持った桜だ。

實相寺の境内には朝早くから本格的なカメラを持った人など

多くの人が写真を撮りに来る。